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日本種絶滅〜朱鷺 昭和43年1月、1羽の幼鳥が捕獲された。私が産声をあげる半年前のことだ。敏感なはずのその鳥は、妙に人なつこく、仲間たちがストレスで食がつまって亡くなっていく中でも、すくすくと育った。そして、その鳥の仲間たちは、昭和56年1月大空から消えた。人工飼育の始まりだった。ずっと檻の中で育った鳥。人間では考えられぬ試練が次々と起こった。なのにたくましい生命力で生き抜いた。それも今日までだった。命に終わりがあることは知っていた。でも、ずっと生きていそうな期待感がなぜかあった。朱鷺のキンちゃんが今日永眠した。人間でいえば100歳をゆうに超えている。鳥の最高齢記録かも知れない。キンちゃんお疲れ様。たくさんの夢をありがとう。一度も会えなかったのは非常に残念だったけど、佐渡の大空にあなたと暮らした中国の朱鷺が羽ばたく日を静かに見守ってね。(2003年10月10日)
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