拝啓
貴方が天に召されてから、二十年の歳月が過ぎました。貴方が生きていたのなら、どんな世界になっていることでしょう。
貴方が「すべての人々が世界をわかちあっていると想像してごらん(イマジン)」と歌ったのは、もう三十年も前のことです。
天空から見た下界の世界はいかがですか。貴方の理想に少しでも近づいたでしょうか?
貴方のヨーコさんが生まれた国、日本。そして、貴方が大好きだった国をごらんになっていかがですか。日本は飽食の時代で、たくさんの食糧があふれています。世界中の食べ物が輸入される一方で、食べ残され、ゴミとなるものもたくさんあります。食糧自給率が三〇%にも満たない国なのに・・・。
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この現状に貴方は嘆かれ、きっと「ノバディ・トールド・ミー」を歌うことでしょう。「なんてへんてこな時代だ。狂っているしか思えないよ、ママ」ってね。
この食べ物を貧しい人たちに分けてあげられれば、貴方の理想とする社会に近づくのかも知れませんね。
先進国といわれる日本。でも、その歴史をたどれば、もともとは自給自足の農耕民族です。なのに、いま、純粋な気持ちで作物を作っている人たちは、国民のわずか一割にしかすぎません。その人たちと一緒になって、土を耕せば、きっとどこかで尊い命が救われることでしょう。仲間になって輪を広げること,それは世界をひとつにするきっかけですから。。
それでは、これからも下界の様子を見守り続けて下さい。地球上の愛と平和を願いながら・・・。
ジョン・レノン 様
2001年 新緑 |